アキコ先生が亡くなった。 あまりに突然に、、、。
先生は亡くなる2週間前、舞台の上で舞っていた。
9月9日から11日までの3日間、青山円形劇場での5公演を、素晴らしい表現力で踊りきり、拍手が鳴り止まないなかで、何回もカーテンコールに応えた。 気迫の、魂の舞台だった。
先生が肺がんだったこと、あの舞台は輸血を受けながら、病院と舞台とを往復して踊り続けたことも、後になって知った。
先生は一生、ダンサーだった!つま先から指先まで全部。
先生が命を燃やして踊った最期の舞台を見られてよかった。
本当によかった、、、。
先生は一生現役で、最後まで主役で、いつも前をむいて、強くて美しいオーラを放ち続けていた。
なんて素晴らしい人生!! 人間はこんなに立派に生き切ることができる、ということを、私たちに見せてくださった。
あの舞台のあと、先生は「これで終わり」なんて思っていなかった。 亡くなる前日、22日には、来年の青山円形劇場の日程を抑え、次はこんな舞台にしたい、と構想を語っていたそうだ。
そして未来に向かう気持ちのままに、23日の未明、本当に眠ったままで天に召された。
お通夜も、告別式も、素晴らしい秋晴れ。
先生は綺麗にお化粧して、舞台衣装を着て、大切にしていた2ひきのくまちゃんのぬいぐるみと一緒に、ピンク色の棺に眠っていらっしゃった。
出棺のとき、どこからともなく拍手が沸き起こった。 まさに今、先生の舞台が終わった、素晴らしい人生に万歳! という拍手だった。 先生がいなくなって、寂しいけれど、なんだかすがすがしい気持ちでいっぱいだ。
「アキコはね、、、」という先生の声が今も私の中でこだましている。
先生に会えてよかった。
先生の教え子になれてよかった。
本当に本当に素晴らしい方でした。
アキコ先生、ありがとう!!
♪ SIESTA JAZZ for your Smiles こえ・うた・ことば 長塚 ゆみ子
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